なぜ同じ授業を受けていて差がつくのか?

疑問に思ったことはありませんか?

 

「同じクラス、同じ塾に行っているのに

なぜあの子(あいつ)の方が成績がいいんだ?」

 

「遺伝のせいだ」

「頭の出来がちがう」

 

など、本人の努力を認めずに自分を守る姿勢

なってしまいがちです。

 

もちろんその可能性もあるでしょう。

 

ハーフなど両親の遺伝子が違い過ぎる場合、

優位な遺伝子を受け継ぐ傾向があります。

 

確かにさくママが見てきた

ハーフの子供達はほとんど超優秀でした。

 

しかし技術の日本を作ってきたの

はハーフばかりではありませんよね?

 

先天的に賢くなくても、

敗者復活する方法があるのです。

 

 

考えられるのは、勉強方法の違いです。

 

  • テスト勉強の詰めが甘い
  • テスト中の見直しの仕方が違っている
  • 勉強に対してあまり熱意がない

 

この3つが挙げられそうです。

 

 

しかし同じ時間勉強し、同じ先生から教わっているのに

差がついてしまう場合、本当の違いは別にあるのではないでしょうか。

 

 

できる子は勉強時間以外も学んでいる

彼らはいつも学んでいるのです。

 

表面的な授業時間や勉強時間で

差がついているのではないのです。

 

 

「学び」のタイプは3つある

「学び」のタイプは大きく3つあります。

 

  1. 授業を受けていても学んでいない
  2. 授業だけが学び
  3. 寝ているとき以外の日常すべてが学び

 

この3つです。

 

 

1 授業を受けても学んでいない人

いますよね、こういう子。

恥ずかしながら、さくママの中高生の頃はこのタイプでした^^;

 

  • 黒板に書いてあることを書き写す「作業」を黙々と行う
  • 先生の雑談には聞く耳スイッチが入り、よく話を聞く
  • また授業に入ると再び上の空になってただ書記をしているだけ

 

多くの人が経験していることではないでしょうか。

さくママが塾講師時代に受け持った子はこういう子ばかりでした。

参考:楽しかった塾講師、家庭教師のバイト

 

日中の大半を占める授業時間のほとんどが

思考停止状態なのです。

 

授業時間をこのように過ごしていたのでは話になりません。

 

 

ゆとり教育以前(さくママはこの世代です)

日本の学校では成績を相対評価によって5段階評価していました。

 

そこで3以下を取るような子の多くが

こうしたやり方で勉強をしているのではないかな?

 

5段階評価のうち3以下が全体の69%(3が38%、2が24%、1が7%の合計)

になりますが、そのくらい多い感覚です。

 

 

2 授業や塾だけが学びの人

授業からしっかり学び、

家で予習復習や宿題などしっかりと学んでいる人をいいます。

 

このような子供は、公立の学校だと結構いい成績がとれます。

 

5段階評価でいえば4のレベルくらいです。

全体に占める割合は24%です。

 

 

3 寝ているとき以外、すべて学びの人

このような人が最もできる人です。

一から十を学べる人です。

 

  • 人と話をするとき
  • テレビを見ているとき
  • 街を歩いているとき

 

いつでも感じ、考えています。

自分の意見を持つ習慣があるのです。

 

それによって

 

  • 教養が深まり
  • 考える力が深まり
  • 記述力や小論文といった自己表現力

 

このような力が身につきます。

 

得られる情報量が1や2のタイプの人とまったく違います。

 

1と3のタイプで同じ経験をしても、

経験から得られるものにかなりの差が開きそうです

 

5段階評価でいう5を取るこの層は、全体の7%です。

 

ホリエモンは常に考える習慣があるそうです。

彼もこのタイプでしょうきっと。

 

 

3のタイプになる方法は?

同じ授業を受けていても

差が開く理由がみえてきましたね。

 

授業中の態度もそうですが、

勉強をしない時間の過ごし方に大きな違いがあるのです。

どうすればこのタイプ3になれるのでしょうか。

 

そのためには、

 

  • 気づく楽しさ
  • 知る楽しさ
  • 考える楽しさ

 

このようなことを知る必要があるのですが

そう簡単にそのような楽しさを知ることはできませんよね。

親や指導者的立場にある人が出来ることは

「人と違う意見を発言させる」ように導くことです。

 

  • 別の見方ない?
  • 別の意見ない?

 

など効果的な質問をしてみましょう。

 

このような促しにより

気づき→知り→考える

ようになっていきます。

 

気をつけたいのは、

発言に対して絶対に否定しないことです。

 

「ええ~おかしい!」と内心思っても、

「そういう考え方もあるね~」とひとまず受け止めましょう。

 

否定されると発言するのが恥ずかしくなったり怖くなったりします。

 

気づき→知り→考える

これを習慣にすると、頭の構造が変わってきます

 

「違う考えはないか」と考える癖をつけられるよう、

効果的な質問を普段の会話の中に取り入れてみましょう。

 

これが習慣になると

学力に大きな影響がでるようになります。

 

学力だけではなく

人として生きる力」にまで良い影響を与えます。

 

まとめ

  1. 別の視点ははないか、効果的な質問をしましょう。
  2. 返答に対して否定しないように気を付けましょう。

 

ちょっとした意識掛けで子供の学力、

ひいては人間力に大きな影響を与えてくれるので(しかも無料で!)

ぜひ普段の会話に取り入れてみましょう^^

 

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