
赤ちゃん返りとは今までできていたことをできないと主張したり、急にいろいろなことを怖がるなど今までとは違う行動や反応をすることです。
赤ちゃん返りは1~5歳によくみられますが、小学生になってからの赤ちゃん返りも実はめずらしくありません。
さくママの息子が年長で卒園式の練習をしていたころ、「小学生にもうすぐなる!幼稚園を卒業してしまう!」と環境の変化を意識するようになりました。
卒園式が近づくにつれて妙に怒りっぽくなり、長男自身「もうすぐお別れだね~」とよく言ってました。
とにかく怒りっぽいので「もしかして赤ちゃん返り?」と気づきました。
ママ友に聞いてみると「うちもそうだよ~」という意見が結構ありました。
また、春休みになってからは今度は長女が怒りっぽくなりました。
長女はもうすぐ年少さんになりますが、幼稚園の満3歳児クラスに行ってたし大きな変化はないと思っていたのですが、本人にしてみたら大きな変化ですよね・・・^^;
長女に対しては完全にフォロー不足でした。
大好きな3歳児クラスの先生とお別れして新しいクラスになることを自覚しているし、彼女にとって大きな変化で不安と期待でいっぱいですよね。
赤ちゃん返りの原因とは
赤ちゃん返りする原因は環境の変化への恐れで、以下のような原因がよくあるパターンです。
- 下の子の妊娠、出産(産後)
- 小学校や幼稚園の入学入園前後
- 転校
- 引越し
- 離婚など

赤ちゃん返りというと下の子の出現が原因と思われがちですが、下の子がいなくても赤ちゃん返りは起こりえるということですね。
赤ちゃん返りの症状とは
赤ちゃん返りの症状はいろいろあって、
- オムツは取れたはずなのにおもらしやおねしょをしてしまう
- お着替えなど自分でできることをわざとしなくなる
- 妙に甘えてくる、離れない
- 怒りっぽくなる
- 聞き分けは悪くない方なのに、癇癪を起こすようになる
- 拗ねる
- 夜泣き
- 怖がる
- 不登校(行き渋り)
- 体調不良になりがち
- 円形脱毛症
などなど・・・

自慢じゃないですがさくママはこのうち8つ経験済みです(笑)子ども4人いるといろいろあります(笑)
赤ちゃん返りの対処法は?
以下は、下の子の出現があるかないか関係なく効果的な対処法です。
- 抱っこなどスキンシップを心がける
- 大好きだよと言葉でも愛情を伝える
- ママ(パパ)とのデート(赤ちゃん返りした子どもと二人だけ)の時間をつくる
- 子どもの気持ちを聞き出す時間をつくる
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ」はタブー

小学生(中学生)の赤ちゃん返りでも対処法は幼児の場合と同じです。
本当は抱っこして欲しいのに抱っこを拒否するパターンもありますが、構わず抱っこしましょう。
本気で嫌がられてもめげないで下さい(笑)
さくママ自身、本当は構って欲しいのにツンとしてた子なのでそういう子の気持ちはよく分かります。
ツンとする態度そのものが赤ちゃん返りで、興味をひきたいサインなんですよね。
下の子が生まれた場合
下の子が生まれた場合は、上の子を優先するように心がけることです。
さくママは子ども達に声をかけるとき、上の子から順番にするよう気を付けています。
さくママが自分の妊娠に気づく前に子どもたちが先に気づいて赤ちゃん返りがはじまってきました。
子どもってすごいな~ってびっくりしましたね^^;
赤ちゃん返りするのは、ママパパの愛情をしっかり受けてきた証拠です。
子どもが赤ちゃん返りしはじめたら「今までの子育てがうまくいってたんだな~、愛情がしっかり伝わっていたんだな~」と喜んでくださいね。
ちなみに、「『お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから~』はタブー」と第二子の出産時に助産師さんに教わりました。
甘える機会を与えないと後々強い反抗とか心に問題を抱えたりとかややこしいことになるそうです。
確かに、心が苦しいときにさらにプレッシャーかけられると大人でも辛いですよね。
下の子がいない(出産が関係ない)場合
下の子の出産が赤ちゃん返りと関係ない場合は、小学生中学生によくあるパターンですね。
この場合は引越し、転校、両親の離婚、進級、進学などの環境の変化がよくある原因です。
イライラ落ち着きがなかったり、癇癪を起こしたり、怖がったりします。
小学生くらいになると赤ちゃん返りと気づきにくいので心のケアがうまくできないでいると学校の行き渋り、不登校、体調不良、円形脱毛症と症状が深刻化してしまいます。
環境の変化をできる限りおだやかにする努力はどの原因にも共通していえますが、特に離婚の場合は、なるべく以前のライフスタイルを維持するほうが良いと言われています。
いつもと違う様子なら、子どもの話を聞く時間を取るように心がけましょう。
他の兄弟に聞かれなくない場合があるので、ママと二人きりの状況を作るとベストですね。
叱責しても反応がいつもと違うなら、叱責は効果的じゃないということなので親子ともに楽しめることをしましょう。
そうして親の愛情を感じる方が赤ちゃん返りには効果的です。
愛情を感じると自己肯定感が高まり前向きになれるからです。
赤ちゃん返りは大きく成長したり変化したりする前触れ!
赤ちゃん返りは本当、ママパパ泣かせですよね。
でも困らせるだけではないんです。
赤ちゃん返りした後は、グンと精神的に成長します。
子どもの成長は右肩上がりの直線ではなく、3歩進んでは2歩下がりを繰り返す、らせん階段のようなものです。
この2歩下がっている状態が赤ちゃん返りと言われているわけです。
小学生になるとこの2歩には気づきにくくなり、精神的にも成熟していくので子どものような赤ちゃん返りの
症状は起こさなくても変化に対し心の内で耐えるようになります。
それでも小学生のうちはまだまだ親の関心や愛情は欠かせません。親の愛情があれば自己肯定感が高まり変化に耐えられる力を得られます。
まとめ
赤ちゃん返りは大変ですが、子どもと一緒に乗り越えることで親子ともに大きく成長するチャンスでもあります。
子どもの心はママパパが思っているよりも強く柔軟性があります。
春など変化の大きい時期には、より一層子どもに愛情と関心を示して変化に耐えられるエネルギーを注ぎ込みましょう^^
では、さくママでした^^
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